警察署からの特別依頼に即応──留置施設の特殊鍵修理

警察署からの特別依頼に即応──留置施設の特殊鍵修理

■ ご依頼の経緯

ある日、神奈川県内の某警察署より「留置施設の施錠がうまく機能していないため、至急確認・修理をお願いしたい」というご連絡をいただきました。対象は、留置場に設置されている特殊仕様の錠前装置。一般家庭で使用される鍵とは構造も精度も大きく異なる、いわば“プロの中でもプロが扱う領域”です。

このような依頼が寄せられるのは、当社が長年にわたり官公庁や公共施設での鍵施工や修理に携わってきた実績があるからにほかなりません。万が一のトラブルが許されない現場において、「安心して任せられる」との評価をいただいていることは、私たちの誇りでもあります。

■ 現場の状況確認

現地に伺ったところ、留置場の出入口に使われている頑丈な鋼製扉のラッチ機構に不具合が発生しており、鍵を回しても内部のロックバーが正常に動作しない状態でした。
このままでは、万が一の際にスムーズな開閉ができず、安全上も問題があるため、即日対応が必要と判断。

現場では以下のような状況が確認されました:

  • 錠前機構の内部のバネが摩耗し、正常な押し戻し動作ができていない
  • 長年の使用によりグリスが固着、パーツの滑りが悪化
  • 鍵穴とラッチの連動部分に金属粉が溜まり、異音と引っかかりを伴っていた

現場責任者の方とも連携を取りながら、セキュリティを維持したまま作業を行う段取りを調整し、即日修理に取りかかりました。

■ 修理作業の詳細

通常の鍵修理とは異なり、留置施設では以下のような特殊な配慮が求められます:

  • 修理作業中も警備体制を維持するため、施錠状態を分割対応
  • 作業にあたっては、署内規定に基づく立ち入り制限・同行者の制限
  • 作業中の記録管理と、修理箇所の明確な報告書の提出

当社の技術スタッフ2名が対応し、作業内容は以下の通りです:

  • 錠前装置の分解および部品単位での点検
  • 劣化したバネとラッチピンの交換
  • 接触部に新たな防錆潤滑材を塗布し動作改善
  • 修理後の複数回の開閉テストと動作確認

修理はおよそ2時間で完了し、最後に現場責任者立ち合いのもとで操作確認と点検報告書を提出。無事、機能が完全に回復したことを確認いただきました。

■ 警察署担当者様のコメント

「過去に他社へも相談したことがあったのですが、“特殊すぎて扱えない”と断られることが多く、対応できる業者が限られていました。ロックセキュリティムラマツさんは話が早く、現場の事情もよく理解していて安心して任せることができました。対応の早さと丁寧さは、まさにプロフェッショナルだと思います。」

■ 担当スタッフより

当社では、民間のお客様の鍵トラブル対応だけでなく、警察署・市役所・学校・消防署など公的機関からの特殊依頼にも多数対応してきた実績があります。特に留置場や機密性の高いエリアでの施工は、高度な知識と配慮が求められます。

今回のように“他社では対応できない”とされる鍵や設備であっても、私たちは豊富な経験と専門道具を活かして対応可能です。実際に、刑務所や裁判所で使用される錠前、医療施設の隔離区画、研究機関のセキュリティゾーンなど、数多くの対応実績があります。

どんなに小さな不具合でも、「安全」がかかっている場所では決して見過ごすことはできません。今後も信頼に応えるべく、誠実かつ確実な作業をお約束します。

■ 概要

  • 対応エリア:神奈川県某警察署
  • 対象施設:留置場出入口扉の鍵装置
  • 修理内容:ラッチ機構のバネ・ピン交換、内部清掃、潤滑処理
  • 作業時間:約2時間
  • 費用目安:38,000円(税込・出張費・部品代込み)
  • 対応スタッフ:2名(技術責任者+補助員)
目次